容疑者Xの献身の原作と映画の違いは?どっちがオススメ?

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容疑者Ⅹの献身がテレビ放送されますね!

容疑者Ⅹの献身は映画も非常に好評ですが、原作がどうなのか気になりますね。

原作と映画で違う所はどこなのでしょうか。

かくいう筆者も原作は読んだことがないので非常に気になります。

読んでみたいなぁ~と思いながらいまだに読むことができていません・・・^^;

また、映画が非常に素晴らしいので原作と、どっちがオススメなのかも気になります。

きっと原作も原作で素晴らしい出来なのだと思っていますが、世間の感想評価から調べてみました。

「容疑者Xの献身の原作と映画の違いは?どっちがオススメ?」と題して調査してみましたので、是非最後までご覧ください!

 

容疑者Xの献身の原作と映画の違いは?

容疑者Ⅹの献身は、映画と原作では、どんなところが違うのでしょうか?

結論からいうと、容疑者Ⅹの献身は原作とほぼ一緒だと言われています。

もし原作と大幅に違っていたら、原作ファンが絶対に黙っていないでしょう。

小説の映画化となると、「このキャラは絶対にこの人じゃない・・・!」と思うのはよくある話。

思い描いているキャラクター像と、実際のキャストが全然違ったり。

ブサイクが急にイケメンになったり、年配のキャラのはずが、急にジャニーズになったり・・・。

ですが容疑者Ⅹの献身については、あまりミスキャストという話も聞きません。

それだけ、役者さんがそれぞれ素晴らしいんでしょうね。

とはいえ、違う部分もいくつかあるので紹介していきます。

 

容疑者Ⅹの献身の原作と映画の違い①石神の見た目や設定が異なる

まず、石神の見た目や設定が原作と映画では大きく異なります。

石神は、原作では、本当に野暮ったい風貌なんですよね。

髪の毛が薄く、丸顔で老けた顔立ち、ダルマのような体型。

さらにいえば元柔道部という設定であり、登山が趣味ではありません。

そう考えると堤真一さんって、カッコよすぎるよね・・・

あれ?石神かっこよくね?と思ってしまった・・・何回みてもかっこいいから困った笑。

堤真一さんは、当然のごとく肥満体じゃないし、丸顔じゃないし、髪の毛も薄くないし・・・フケ顔とはかけ離れてます。

むしろシュッと体型も顔も細くて、なんなら髪の毛もフサフサで・・・原作とは真逆の風貌です。

失礼を承知でいうならば、原作通りのキャストを充てるなら塚地武雅さんが適任だったと思った人もいるでしょう。

しかしながら、堤真一さんも、かっこよさを消しきって石神に成りきっていました。

さすが役者さんです!

むしろ寡黙で不気味で、何考えてるか良く分からないキャラとして確立されていました。

そのため、原作の見た目の違いに対して、そこまで非難の声が集まる事もなかったように思います。

なんなら福山雅治さんと堤真一さんが並んだ時の絵面が、とっても華やかで目の保養になるなと思いました笑。

もし仮に福山さんと塚地さんだったら・・・・なんだか(失礼を承知で言いますが)お互いに認め合う天才というには、なんだかちょっとイマイチなような。。

映画を見ると、個人的には堤真一さんでよかったなと感じました。

 

容疑者Ⅹの献身の原作と映画の違い②原作では花岡美里が自殺未遂をする

また、原作では、花岡靖子の娘、花岡美里が自殺を図ります。

結局、死ぬことはなく自殺未遂で終わりますが。

理由は石神が自分達を守るために捕まってくれた罪悪感に耐えられなくなったから。

では、なぜ花岡美里は自殺未遂をしたのでしょう。

映画では、ただ単に石神に申し訳ないという思いで自首しています。

いくら石神に申し訳ないからといって、大事な娘が加害者になることを良しとするでしょうか。

映画では、その部分に疑問を感じた人もいるそうです。

そこで原作者は、花岡靖子が自首せざるを得ないような設定にするために何が必要か・・・

考えた結果、娘が自殺未遂をするまでに悩み苦しむ描写が必要だったのでしょう。

娘が自首するほど苦しんでいるのであれば、もうこれは自首をしないと、またいつ娘が死ぬか分からない・・・そういった恐怖を母親の靖子は感じたのではないでしょうか。

だから自首をせざるを得ないと、原作の花岡靖子は考えるようにしたのだと思います。

さらに、原作では石神親子とはそこまで親しくしておらず、娘が手を振るシーンもありません。

映画では、石神親子との交流が描かれているので、花岡靖子が罪悪感を感じて自首をするのも自然だったのだと思います。

 

容疑者Ⅹの献身の原作と映画の違い③原作では内海は登場しない

3つ目の違いですが、原作では内海は登場していません。

容疑者Ⅹの献身に限らず、原作のガリレオでは、内海というキャラクターは存在していません。

原作では、北村一輝さん演じる草薙が内海と同じような立ち位置です。

おそらくは内海のような女性キャラクターがいないと絵面が華やかにならないからでは?と思います。

内海については、賛成派と反対派に分かれており、やかましいだけだから出て来なくて良いという人も。

特に、容疑者Ⅹの献身では、湯川先生が石神について「友人として聞いて欲しい」と、内海に語るシーンがあります。

友人として語るのであれば、そこは草なぎに心情を吐露してほしかったというファンも。

全体的に重い話だからこそ、内海のやかましさが浮くという考えの人もいるようです。

それぞれ賛否が分かれますが、内海という、一生懸命だけど頭がキレるわけではないキャラがいるからこそ湯川先生の天才ぶりが、より際立つのではないでしょうか。

 

容疑者Ⅹの献身の原作と映画の違い④原作では雪山で登山をしない

先ほど、原作では石神は元柔道部員で、登山が趣味ではないと書きました。

映画では、原作にはない登山シーンが差し込まれています。

このシーンについても賛否両論で、なぜこのシーンがあるのか疑問に感じる人も。

また登山シーンで、石神は湯川を殺そうとしたのか?という意見もありましたが実際はどうなのでしょう。

結論から言うと、石神は湯川を殺そうとした訳ではないと考えられます。

というのも、もし仮に湯川を殺害したら、自分に疑惑の目が向くのは当然のこと。

そうなると花岡親子を守る作戦が最後まで遂行できるか怪しくなってしまいます。

いずれにせよ自首するつもりでいた石神でしたが、湯川と一緒に登山をしたことを思い出にしようと思ったでしょう。

また、少しずつ上に上にのぼるにつれて自分自身の余計なものがはぎとられていく感覚があります。

余計なものを取り払って、誰にも理解されない「四色問題」について湯川先生と話したかったのではと思います。

 

容疑者Ⅹの献身の原作と映画の違い⑤最後のセリフが違う

容疑者Ⅹの献身の、原作と映画で違うところは最後のセリフです。

そこが違うのはダメだろう!と原作ファンからはバッシングがあったそう。

ちょっとした違いなのですが、大きく意味が変わってきてしまう。

そんな最後のセリフがこちら。

  • 原作:彼は花岡親子に生かされていたんですね
  • 映画:彼は花岡靖子に生かされていたんですね

親子と靖子では結構大きな違いですよね^^;

原作ファンからは「あんないい子なのに、子供を外すな!」「勝手に恋愛っぽくするな!」など色々と賛否両論が・・・。

筆者は原作未読なので知らなかったんですが、確かに花岡親子のほうが良いなぁと思います。

男女の交流じゃなくて、親子の交流のほうが、より心が温まりますしね。

 

容疑者Ⅹの献身の原作と映画の違い⑥石神のシーン一部カット

また原作では、石神が生徒に数学の必要性について語るシーンがあるのですが、映画ではカットされています。

これも少し寂しい話ですね・・・。

おそらく石神の献身っぷりにフォーカスしたいがために、このシーンがカットされたのでしょう。

また数学の先生として働くシーンがあれば、「生きているとも死んでいるとも分からない欝々とした生活っぷり」が損なわれる危険性があったのかもしれません。

原作ファンからは「雪山のシーンよりも、この数学のシーンの方が欲しかった」という人も。

そして、私的には数学を教える堤真一が見たかったです笑。

 

容疑者Ⅹの献身の原作と映画の違い⑦原作の方が人間味がある

先ほどの違いと似ていますが、原作の石神の方が、もう少し人間味があるキャラクターとして描かれています。

映画では、石神が授業で淡々と板所していても誰も聞いていないような状態。

むしろ教えようという気すらないというか、仕方なしに授業している一面が見て取れます。

しかし原作では柔道部の顧問だったりもするんですね。

高校での石神のシーンが丸々カットされているような状態です。

おそらく、映画ではこの部分をカットして、「生徒が授業も聞かない、何の面白みもない人生」というのを際立たせたかったのだろうと思います。

そこに花岡親子が現れることで、石神の心が救われる様子を描きたかったのでしょう。

原作のように、普通に学校でも生き生きと生活している設定にしてしまえば、花岡親子にそこまで傾倒する必然性を感じないからでしょう。

映画では人生に諦観しきっているものの、原作の石神は、もう少し学校の先生らしい側面も見て取れるようです。

 

容疑者Xの献身の原作と映画どっちがオススメ?

では、容疑者Ⅹの献身について原作と映画、どっちがオススメなのでしょうか。

それぞれのファンの意見をまとめてみました。

まぁ普通に面白かったけど、原作には勝てないかなぁ・・・もちろん2時間によくまとめられてるとは思う。しかしながら原作を読むと「あのシーンもない」「このセリフもない」というのが気になって。

原作を読んでるから仕方ないんだけど、トリックについても目新しさがないというのもあるかなぁ。

原作も映画もどっちも素晴らしい!甲乙つけがたいけど、とにかくこれは堤真一が主役だと思う。福山雅治さんが脇役みたいな感じだったけど、とにかく堤真一さんが素晴らしかった。

原作小説とほぼ同じ流れだからこそ、原作ファンでもほぼ問題なく見れると思う。なにより堤真一さんの最後のシーンが素晴らしすぎた。

原作も映画もどっちもそれぞれに素晴らしいと思う。石神の風貌については、最初「ん?」と思ったけど、堤真一さんが朴訥な石神を演じてて素晴らしかった。

むしろ原作よりも映画のほうが良かった!原作では「むしろ石神、余計なことすんなや」っていう気がしたし、そのまま花岡親子が自首すれば情状酌量の余地があっただろうし、もっと軽い刑で済んだのでは?どこが天才なんだ?という気がしてた。

でも映画をみて、その疑問がものの見事に払しょくされてた。まさに堤さんの演技力のたまもの。本当に良かった!

映画も原作もどっちもオススメ!という人が圧倒的に多かったです。

これは非常に珍しいですよね。

だいたい原作の映画化・ドラマ化となると、原作の方が良かったということが非常に多いですよね。

確かに、映画化となると、たったの2時間に収めるので、端折るシーンが出てくるのは仕方ありません。

どこを端折るかで、映画の出来が決まると言っても過言ではないでしょう。

容疑者Ⅹの献身は、原作に沿ったストーリーでありながら、上手く2時間に収めており、それぞれのキャストが好演しているので、非常に人気なのでしょうね。

私も容疑者Ⅹの献身は、何回みても泣けるので、すごく大好きな映画の一つです。

 

まとめ

「容疑者Xの献身の原作と映画の違いは?どっちがオススメ?」と題して調査してみました。

容疑者Ⅹの献身は、原作と違う点がいくつかあるものの、総じて原作通りということが判明しました。

石神の風貌が原作と全く違うものの、寡黙で朴訥で、ちょっと不気味な石神を堤真一さんが演じ切ってくれましたね。

確かに最後のシーンは堤真一さんにしかできないほどの名シーンだと思います。

原作ファンも納得の出来の映画なので、原作か映画か、甲乙つけがたい珍しい作品です。

私は原作をまだ読んだことがないので、原作も読んでみたいなと思いました^^

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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