容疑者Xの献身の石神その後は?どうしての意味も徹底解説!

容疑者 献身 石神 その後 映画

容疑者Ⅹの献身が9月24日(土)に放送されますね。

ガリレオといえば容疑者Ⅹの献身!と言っても過言じゃないほどの人気作品。

堤真一さん演じる石神がとっても印象的で、石神のその後が気になる人もいるのではないでしょうか。

また最後に、どうしてと慟哭する様子も特に印象的でした。

その、「どうして」には、きっとたくさんの感情が込められていたのでしょう。

涙なしでは見ることができませんし、容疑者Xの献身は、私自身も非常に好きな作品のうちの一つです。

松雪泰子さんの儚さ、堤真一さんの演技の上手さが本当に素晴らしい今作。

そこで「容疑者Xの献身の石神その後は?どうしての意味も徹底解説!」と題して調査してみました。

 

容疑者Xの献身で石神を演じた役者は?

石神役を演じたのは堤真一さんです。

生年月日 1964年7月7日(58歳)
出身地 兵庫県西宮市
身長 178㎝
血液型 AB型

最近、たまにバラエティにも出られてますが関西弁なんですよね。

関西弁を話す堤真一さんってなんだか素敵です笑。

奥さんとは結婚9年目で、お子さん二人いらっしゃるパパさんなのだとか。

そのお子さんも非常に小さくて8歳と5歳。

もう目に入れても可愛くないでしょうね。

実際バラエティでは、よく娘を溺愛するパパっぷりがよく見て取れます。

奥さんは一般人の方ですが、北川景子さんと深津絵里さんを足して2で割ったような美人だそう。

もう、その二人を足して2で割ったら美人にしかなりえないでしょう・・・!って感じです笑。

容疑者Xの献身以外にも、かなりいろんな作品に出演されているので、見たことある人も当然のごとく多いでしょうね。

 

容疑者Xの献身の石神のその後は?

容疑者Ⅹの献身の石神について、その後どんな生活をしているのか、誰しも気になる所ではないでしょうか。

判決がどうなるのか、出所してからの生活も気になりますね。

最後はできれば幸せになってほしい・・・と思う人もいるのでは。

あまりに切ない最後、決して叶う事がない、そもそも叶えようとも思っていない恋慕所以の犯行。

石神の気持ちを考えれば考えるほど、胸がぎゅっと締め付けられます。

いっそ、容疑者Xの献身のアナザーストーリーでも誰か描いてほしいところです。

ですが、石神のその後の人生について、小説でも映画でも明らかになっていません。

だからこそ容疑者Ⅹの献身が最高傑作と言われる所以のような気もします。

全てをつまびらかにせず、見る人に余白を与えてくれる作品といえますね。

まずは石神の判決はどうなるのか、調べてみました。

 

容疑者Xの献身の石神の判決は死刑?

石神が犯した罪と言えば、以下の3つになります。

  • 浮浪者殺害の殺人罪
  • 花岡靖子の元夫(富樫)の死体、浮浪者の遺体を遺棄した死体遺棄
  • 富樫を殺害した花岡靖子を匿った、犯人隠匿罪

殺人罪の刑罰は「死刑・無期懲役・有期刑(最短5年~最長20年)」の3種類のいずれかになります。

おそらく死刑になる可能性は限りなく低いでしょう。

というのも、日本の刑法では大枠として初犯であり一人殺しただけでは死刑になることはまれです。

ただ、あまりにも犯行が残虐で悪質性が認められる場合は死刑となる可能性もありますが、今回に限ってはそこまでの悪質性はないでしょう。

さらに世論からのバッシングが大きければ大きいほど死刑に傾くことも多いようです。

ですが、初犯で1人殺害しただけであれば、懲役10年以上になることがほとんど。

容疑者Xの献身では、石神が殺したのはホームレス1人だけ。

ですが、殺害だけでなく死体遺棄と犯人隠匿の罪もあるので、10年以上になるのは確実なのではないでしょうか。

しかし、花岡靖子が自首したため、その辺りの情状酌量の余地もあるでしょう。

そう考えると刑期は10年~17年程度ではと想定されます。

石神は超真面目な性格でしょうから、模範囚として早めに出所する可能性もありますね。

 

石神のその後を暗示するシーン

きっと生真面目な石神のことだから、おそらく刑務所の中では、きっと数学の研究ばっかりしているのでしょう。

容疑者Xの献身のワンシーンで、石神が留置所の中で、天井にあるシミや汚れを線で結んで四色問題を解くシーンが印象的でした。

刑務所の中でも同じように、飽きることなく四色問題を、どうやれば美しく証明できるのか考えるのでしょう。

石神の中で納得できるような、美しい証明ができれば素晴らしいですよね。

できることなら画期的な何か新しい発見をして、今後の生きるカテにして欲しいと願うばかりです。

そして、出所してからどうするのかも気になります。

石神の恋心が実ってほしいような欲しい気もしますが、どうなのでしょうか。

 

石神は花岡靖子と結ばれる?

石神の淡い恋心が実ってほしいと思う反面、おそらくは花岡靖子と結ばれることはないでしょう。

というのも容疑者Xの献身の映画では、石神は、花岡靖子に工藤なら誠実で安心できる人です、と勧めていたからです。

しかも、その書き方が「幸せになる確率を高めてくれるでしょう」という、まさに数学者ならではの表現。

その不器用な愛情表現に、胸がキュッとなりますね。

きっと石神は自分を好きになってほしいなんていう、そんな欲なんて持っていなかったんだと思います。

だからこそ、工藤と結ばれるよう勧めたのでしょう・・・。

ほんの少し関われるだけでよかったんじゃないでしょうか。

そして、ただ、幸せになってほしい。

たとえ自分が犠牲になってでも。

だからこそ「献身」なんですよね。

まして自分を好きになるはずがない、という諦めもあったのだと思います。

石神は、湯川に対して「いつまでも若々しいな」「うらやましいよ」といった発言をしています。

その言葉には「かたや自分は・・・」といった自分を卑下する感情も含まれている気がします。

花岡靖子に惹かれてはいるものの、自分に振り向いてくれなくてもいい、むしろ振り向いてくれなくていい、ただ自分を絶望の淵から救ってくれた花岡親子に恩返しがしたい。

そんな感情から、花岡靖子をかばい、完璧なトリックを編み出して実行したのではないでしょうか。

 

さらにいえば、四色問題が花岡靖子と石神の行く末をも暗示しているように思います。

それは、「隣り同士が同じ色になってはいけない」というもの。

決して2人が混ざり合うことはないということを四色問題が暗示しているように思われます。

 

とはいえ、石神の恋心が実ることはなくても、何らかの接点は持ち続けてほしいなと願うばかりです。

もし接点がなくても、数学者として生き生きとしていて欲しい。

とにかく石神には幸せになってほしい・・・!と願わざるをえません。

 

容疑者Xの献身「どうして」の意味は?

また、容疑者Ⅹの献身で、石神が最後に「どうして」と慟哭するシーンが特に印象的でしたね。

今まで感情が表立つことはなく、ほぼ無表情だった石神が、あそこまで感情を露にするシーンに胸を打たれた人も多いのではないでしょうか。

「どうして」この一言に、色々な感情がないまぜになっていたことでしょう。

悔しさ、戸惑い、絶望、やるせなさ、それでいて自分のところへ来てくれた喜び・・・

考えれば考えるほど、いろんな意味が込められている気がしてなりません。

そこで、「どうして」に込められた意味をいくつか考察してみました。

 

どうしての意味①:花岡靖子が来たことへの戸惑い

まずは、花岡靖子が何故ここに来たのか、という驚きにも似た戸惑いでしょう。

きっと自分のことなんて忘れて幸せになってくれるはず。

むしろそうして欲しいと願って、ここまで完璧な犯行を思いついて実行した石神。

花岡靖子が来るまでは、きっと晴れやかな気持ちだったのではないでしょうか。

「これで花岡親子が幸せになってくれる」そう確信していたでしょう。

きっと二人で幸せに生きてくれる・・・・そう信じていたのに。

なんで?どうして自首したのか、信じられない気持ちもあったでしょう。

自分なんか蹴落としてほしかったのに、なぜ自分のところへ来たのか。

半分は嬉しい気持ちもあったでしょう。

ですが、それ以上に「どうして」来たのか理解できない気持ちもあったのではないでしょうか。

逆説的ですが、そうやって「自分だけ幸せになることはできない」と言う花岡さんだからこそ、石神も惹かれたのでしょう。

そんな誠実な人柄でなければ、惹かれることもなかったと思います。

 

どうしての意味②:花岡親子を守り切れなかった後悔

そして花岡親子を守り切れなかった後悔も含まれてるでしょう。

自分のトリックは完璧だった、完璧に花岡親子を守りきれた、そういった自負もあったはずです。

でも花岡靖子が自首してしまった。

自首しないようにもっと強く言っておけばよかったといった後悔もあったかもしれません。

花岡靖子を幸せにすることができなかったことを悲しんで、悔やんで、やるせない気持ちになったのではないでしょうか。

自分の力不足を痛感したのかもしれません。

数学者としての限界を感じて、日々生きてるとも死んでるとも分からない日々を過ごしてる石神にとって、隣に住む花岡親子は心の支えとなったことでしょう。

その、自分にとっての心の支えが最大のピンチを迎えているとあって、なんとか助けてあげたい。

そこには親切心と、恋心と、数学者としての自負も内包していたでしょう。

その心の支えを助けることができた・・・と思っていたのに・・・

その時に感じた石神の絶望を思うと、何とも胸が痛くなります。

石神だけが捕まればよかったとは言えませんが、石神の心情を思うと、何とも言えない複雑な気持ちになります。

 

どうしての意味③:自分の想いが伝わらない悲しみ

最後に、どうして自分の気持ちが伝わらないのか、その悲しみも込められていたでしょう。

あなたを思い、あなたに幸せになってほしくて、自分が身代わりとなる、それこそが石神にとっての最高の愛情表現でした。

しかし、最後、花岡靖子が自首してしまいます。

さらに「どうして私なんかのために」といった発言もされます。

あの手紙に、自分の想いが伝わればいいという淡い期待もあったはずです。

しかし、その発言により、自分の想いが通じなかったことを痛感します。

こんなに愛しているのに、なぜ分かってくれないんだと。

そして、花岡親子をかばうために、自分がこの事件を主導したことが、花岡親子との唯一の細い繋がりだとも思っていたのではないでしょうか。

「自分が庇った花岡靖子がどこかで幸せに生きていてくれる」

その事実が自分の生きる支えとなるはずだったのに・・・・それがすべて崩れてしまったことへの絶望も感じたのではないでしょうか。

 

どうしての意味④:完全なトリックを作れなかった自身の不甲斐なさ

容疑者Xの献身という題名からして、まさに石神の献身的な愛ゆえの犯行だといえるでしょう。

しかし、その結末たるや、あっけないもので、花岡の自首で幕引きとなってしまいました。

石神は、今まで生きる希望もなく深い暗闇の中を生きていたような生活をしていました。

そんな中、現れた一筋の希望の光=花岡親子。

親子のやり取りから、囁かな幸せを感じていたことでしょう。

そして突然舞い降りた、花岡親子による殺人事件。

花岡親子を助けたい思いが石神を駆り立てますが、一方で自分の数学者としての力量を試したかったのではないでしょうか。

自分の力量の真価が問われている訳です。

いわば、石神は、誰にも解けない問題を作っていたと思われます。

しかしながら不運なことに、同じく天才の湯川が現れてしまい、自分のトリックが完全に解かれてしまいました。

それだけならまだ良かったのに、あろうことか花岡に真実を伝え、花岡は自首を決意します。

数学者としての自信も、あの時に打ち砕かれたのかもしれません。

 

あの「どうして」という一言に色んな感情を載せる堤真一さんの演技が素晴らしすぎました。

自分のところへ来てくれた喜びもある反面、絶望、悲しみ、やるせなさ・・・たくさんの意味が内包されているように思います。

 

容疑者Xの献身は悲しい話

ここまで読み解くと、容疑者Xの献身は悲しい話のように思いますよね。

ですが、2008年に公開してから14年経った今でも非常にファンが多く傑作とも言われている作品です。

最後の石神のやるせなさを思うと、どうしても胸がギュッと締め付けられます。

献身という意味を調べると、「他人やある物事のために、わが身を犠牲にして尽くすこと」と書かれてあります。

まさに石神は花岡親子のために自分を犠牲にしてつくそうとしたのでしょう。

花岡親子を守るために無関係な人まで殺したのに、自分が身代わりになろうとしているのに、

なんで受け止めてくれないんだと無念さを感じたことでしょうね・・・。

 

まとめ

「容疑者Xの献身の石神その後は?どうしての意味も徹底解説!」と題して調査してみました。

石神が捕まってから、その後どうなったのか色々と想像してみましたが、いかがだったでしょうか。

おそらく10年~17年程度の刑期ではと思われますが、石神は模範囚になるでしょうから、少し早く仮釈放となる可能性もあります。

できることなら石神の恋心が実ることはなくても、何らかの接点は持ち続けてほしいなと思ってしまいますよね。

石神が出所してから、何を心の支えにしていくのかが気がかりです。

できることなら数学者として、生き生きと生きていて欲しいと願ってしまいますね。

湯川先生がきっと迎えにいくのかなぁ・・・なんていう気もしますが。

「どうして」という発言にもたくさんの意味が含まれていて、とても印象的でしたね。

容疑者Xの献身は、とにもかくにも堤真一さんの演技が本当に素晴らしすぎました。

新作のガリレオの映画もどんな内容なのか非常に楽しみですね^^

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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