今回は「流浪の月は実話の事件?モデル誰かも徹底調査!」と題してまとめていきます。
広瀬すずさんと松坂桃李さん出演の映画「流浪の月」が5月13日から公開されています。
誘拐事件の「被害者」と「加害者」が15年後に再会する物語とあって、実話の事件をもとに描かれているとの噂があるようです。
では実際にモデルの事件や人物が存在するのでしょうか。
そこで流浪の月は実話の事件なのか、モデル誰かも徹底調査していきます。
流浪の月は実話の事件?
「流浪の月」
世間から貼られたレッテルや社会通念に翻弄される2人の”恋”などをゆうに越える純情な”愛”。社会と個の関係を描いてきた李監督のその先を行くテーマは痛く美しい。
質感を肌で感じ心に訴える映像美、広瀬すずの爆発的感情表現、松坂桃李の視線表現…日本映画のレベルはやはり素晴らしい。 pic.twitter.com/eEHkT0DTml— コーダイ (@Gorilla_Island2) May 21, 2022
世間に女児誘拐事件の「誘拐犯」とその「被害者」として知られてしまい、事件後もその偏見の目で見られてしまう青年「文」と少女「更紗」の関係を描いた物語です。
フィクションであり、実話ではありませんでした。
凪良ゆうさんはこのように語っています。
「かつて、誘拐事件が出てくるお話を書いたことがあって。その時、事件といわれる出来事の裏にはドラマが潜んでいるなと思ったんです。今回、好きに書いていいよと言ってもらって、真っ先に思い出したのがそのことでした。実際に何があったのかは当事者にしかわからない。でも事件として報道された瞬間に、確かにそこにあった様々なニュアンスは剝ぎ取られ、あっという間にふたりはただの『かわいそうな被害者』と『憎むべき加害者』になる。そして人生は、途方もなく過酷で、困難なものになる」
引用:https://books.bunshun.jp/articles/-/5177
以前から描きたいストーリーがあったということなんですね。
事件の報道を受けての発想もあってか、リアルな内容だったので実在する事件があるのかもと感じたファンの方が多かったのかもしれませんね。
実際にTwitterではこのような感想がありました。
実話を基にしたフィクションなのかと思えるぐらい、更紗と文を取り巻く環境や、他人の事実の歪んだ認識などがリアリティーがありすぎて重い読み心地でした。
え、流浪の月って実話じゃないよね?? 実話みたいなフィクションだよね? あれ実話だったらキツイよ…
報道される表面ではなく本人しか知らない真実、消えることのないネットの情報…実話みたいなリアルさで、いろいろ考えてしまった。
現代社会のSNS中傷や、デジタルタトゥーなどの問題を描いている部分もあり、観ているとリアルの社会を思い浮かべてしまうんですよね。
そして実話のようなリアルさが、心に響く一つの要因なんでしょうね。
流浪の月のあらすじは?
では物語の内容はどのようなものでしょうか?
あらすじを簡単にまとめてみました。
大学生の佐伯文は、ある雨の夕方、公園でびしょ濡れの少女・更紗に傘をさしかけます。
文が「帰らないの?」と声をかけ、更紗は「帰りたくない」と答えます。
更紗は住んでいる伯母の家に帰りたくないある理由があり、「うちに来る?」と文に言われてうなずきました。
文は彼女を受け入れ、更紗はそのまま居着いてしまいました。
文は「帰りたい時はいつでも帰っていいんだよ」と言いましたが、更紗はそのまま帰ることなく、年齢の離れた2人が2か月の間自由な時間を過ごしていました。
しかし彼は、誘拐の容疑で逮捕されてしまいます。
15年後、ふたりは「加害者」と「被害女児」として再会し、2人の生活に変化が起きます。
実話ではないにしろ、似たような誘拐事件は起きていますよね。
15年後に再会…というところが、映画としての物語の膨らみを感じ、どのような展開が待っているのか、すごく気になるところです。
流浪の月モデル誰?
流浪の月
凪良ゆうこの作品は読了Tweetで最も見てきた気がする
やっと読む世界の厳しさと優しさに苦しみ、赦され、それでも繋がる物語
大人のための童話という感じ無自覚に普通であることに胸が痛くもなり
でもタイトルの意味がとても響いて救われた映画は見たいような見たくないような#読了 pic.twitter.com/HKgkA90Cju
— わっしょい納豆祭 (@nattoufestival) May 29, 2022
このような誘拐事件について調べてみると、2007年の長崎で起きた少女監禁事件がありました。
インターネットのブログで知り合った長崎県諫早市の小学6年の女子児童(12)を 自宅に連れ込んでいたとして、未成年者誘拐容疑で会社員(20)が逮捕されました。
容疑者は会った際に女児から「連れて行ってほしい」と頼まれたため、連れて戻ったといいます。
また容疑者は「互いに好意を持って交際していた」と話しており、自宅マンションでは、鍵は女児に渡し、自由に出入りができる状態だったそうです。
女児は自ら家出をしたとし、「捜さないでください」と記した手紙を残して自宅を出たと言います。
保護された際、捜査員に対し「お兄ちゃんは悪くない」と話していたそうです。
誘拐とされていますが、監禁されてはいなく、少女の意志で家出し一緒に過ごしていた様子が、文と更紗と重なりますね。
しかし映画ではその後の2人の生活や再会が描かれているところが、大きなポイントです。
凪良ゆうさんも「事件から十五年後、大人になったふたりが再会したら、そこから何が始まるのか。私はそれが知りたいと思いました」とインタビューで語っています。
物語の中心は15年後に再会した2人の人生ということで、どのようなストーリーなのか気になりますよね。
まとめ
#流浪の月 ワンシーン
ふたりだけのゆっくりとした時間が流れます☕️#広瀬すず #松坂桃李 #公開中 pic.twitter.com/7WopDfXfQ4
— 映画『流浪の月』公開中 (@rurounotsuki) May 23, 2022
流浪の月は実話の事件なのか、モデル誰かも徹底調査してみました。
映画は2020年に本屋大賞を受賞して話題となった、凪良ゆうさんの小説「流浪の月」が映画化されたもので、実話の事件ではありませんでした。
しかし似たような誘拐事件が、2007年の長崎で実際に起こっていました。
事件を参考にしたかどうかは不明ですが、事件のその後に焦点を当てて2人が描かれているところがポイントです。
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